院長ご挨拶

うえだ歯科医院は、「痛みゼロ」「トラウマゼロ」を目指して努力をする、佐賀県鳥栖市の歯科医院です。2018年に開業からまる30年を迎えました。

 

歯科治療の時には、できるだけ痛みを感じさせない努力をすること。

そして、できるだけ歯や神経を傷つけない方法を選ぶこと。

さらに、歯医者へのトラウマを植え付けないように対処すること。

 

これらを日々心がけて患者さんに向き合っています。

痛み、傷、トラウマ――こういった患者さんの大敵を打ち消して、患者さんが歯医者に向かう足取りを軽くしたい、といつも考えています。

私は若い頃、「破壊されたものを構築していく」ことを歯科医師の一つの使命と考えていました。

例えば、虫歯や歯周病などでやむなく患者さんの歯を抜いたあと(「破壊」)、そこに義歯などの方法で新たな歯を作ることで(「構築」)、見た目はもちろんのこと、痛みをなくしたり、口の機能を良くしたりすることができます。

すると患者さんの悩みが一つなくなり、表情が明るくなり、生き方そのものが前向きになります。

それは歯科治療する歯医者としてもとても幸せなことだ、と思っていました。

ですが、これには一つの問題点があります。

それは「破壊」が前提になっていることです。

多くの方にとって、抜歯などの歯科治療は嫌ですし、怖がる方もいらっしゃいますが、その嫌悪感や恐怖感があまりにも強いために、歯医者をいつまでも敬遠している方が多いという現実に、私は徐々に気が付くようになりました。

そういう方々は、痛みがひどくなってもなかなか歯科医院にかからず、結果的に症状を重くしてしまう傾向があります。

もっと早くに手を打てていれば、そもそも「破壊」をせずにすんだかもしれないのに……。

 

こうした経験を何度も重ねるうちに、私は、そもそも「破壊」しないための「予防」を重視するようになりました。

病気がひどくなってから初めて歯科医院に来ても、効果的な治療はあまり期待できません。

むしろふだんから定期的に歯科医院に通って虫歯や歯周病などの対策をし(「予防」)、仮に何か異常が見つかっても、後手に回ることなく素早く解決する。

これが歯科治療の理想だと思うのです。

でもそのためには、患者さんが歯医者に対して偏見を持たず、ふだんから安心して通院していただける環境作りが必要です。

私が歯科医師免許を取って40年近くたちますが、若いころは患者さんに「私は歯医者が嫌いだ」と面と向かって言われ、ショックを受ける経験を何度もしてきました。

今でも歯科医院が嫌いという患者さんは多いのは、重々わかっています。

しかし嫌いになってしまったばかりに歯医者に行く足が遠のき、歯科治療が遅れてしまっては何にもなりません。

だからこそ当院は「痛みゼロ」「トラウマゼロ」を歯科治療の目標とするようになったのです。

もちろん医学的には、完全なゼロを保証できるわけではありません。

しかし限りなくゼロに近づけるために、町の歯科医師としてこの三つは地道に努力しなければならない、永遠のテーマです。

私たちは、丁寧に歯科治療します。

あなたがこれ以上、歯医者を嫌いにならないために。そしてこれ以上、あなたの歯を悪くしないために。

どうぞ、肩の力を抜いてうえだ歯科医院へお越しください。

<PROFILE>

上田 昭彦(うえだ・あきひこ、Akihiko UEDA)

1955年12月佐賀県武雄市生まれ。いったん理工系の大学に入るも中退し、82年福岡歯科大卒、同時に歯科医師免許を取得。92年歯学博士号を取得(九州歯科大)。同県鹿島市や那覇市での勤務を経て、88年6月に鳥栖市に「うえだ歯科医院」を開き、現在に至る。