大人の矯正

大人の矯正
(二期矯正)について

大人の矯正について

歯並びを治せる年齢について

基本的には年齢制限はありません。しかし、年齢が上がると、骨代謝も下がり、骨も痩せてきますので、歯が動きにくいということがあります。また、年齢関係なく歯周病の強い方は場合によっては矯正で歯が動かない場合があります。

子供の矯正治療との違い

成長期はほぼ終わっている方が多いため、今の顎に対して、歯が並ぶかどうかの判断を行います。歯の大きさによって、顎に収まらない場合、抜歯矯正を行う場合があります。

来院・相談される患者様について

歯のがたつきがある方や前歯が出て口元が気になっている方、口が閉じにくい方、かみ合わせが気になる方など、見た目やかみ合わせなど様々です。

こんな方にオススメ

上顎前突(出っ歯傾向)、開咬(前歯が開いている方)、がたつきがある方、下顎前突、切端咬合(上と下の前歯が当たっている方)は80歳までに20本の歯を残せる確率が一気に下がります。ぜひ、お気軽にご相談ください。

歯を削って治す
(セラミック矯正)と
歯並びを治す(歯列矯正)の
違いについて

大人の矯正について

セラミック矯正では、セラミックでできた被せものを使って歯並びを整えていきます。歯列矯正(ワイヤー矯正やマウスピース型カスタムメイド装置)とは違って実際に自分の歯を動かす訳ではないので、動かす時間がかからず、約1〜2か月で終わると言われています。

一方で、歯列矯正はワイヤーやマウスピースを用いて、歯を動かしていくため動かす時間が必要になってきます。そのため、成人だと目安ですが約2年半〜3年程かかります。

しかし、セラミック矯正の場合、歯を削る量が多くなるため、根管治療(血管や神経が通っている根管を空洞にする治療)が必要になる場合が多いです。根管治療を行うと歯の根っこの3分の1を空洞にするため、歯が割れやすく歯の生存率が下がってしまいます。

抜歯と非抜歯について

大人の矯正について

抜歯になるケースとならないケース

顎に対して、歯が並ぶかどうかの判断を行います。歯の大きさや顎が小さいなどにより、顎に収まらない場合、抜歯矯正を行う場合があります。

大人矯正のメリット

  1. 歯並びがきれいに揃い、見た目が改善されることで、歯並びによるコンプレックスが解消される。
  2. がたつきが改善され、ブラッシング時の磨き残しが減り、虫歯や歯周病のリスクが減る。
  3. 噛み合わせが良くなることで、歯全体にバランスよく力が加わり、特定の歯にダメージを与えることもなくなり、歯を失いにくい。
  4. 正しくかみ合うことで、顎の筋肉の負担が軽減され、顎の筋肉につながっている首や肩こりなどの体調も改善されることがある。

利用する矯正装置の種類

  • マルチブラケット装置(表側装置)
    ホワイト/メタル
  • マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)

治療中に気をつけること

大人の矯正について

矯正中に虫歯にならないために
重要なこと

矯正治療の際に歯を動かすための装着物(マルチブラケット装置やアタッチメント)があるため、食事の際に歯に詰まりやすく、口腔内に食渣が停滞しやすいです。それにより、虫歯になってしまうこともあります。食事の後は必ず歯磨きを行って清潔に保つ必要があります。

調整の際に行う
クリーニングについて

月に一度、調整に来ていただいた際に、ブラケット周囲を清掃します。しかし矯正治療に時間を主に使うため、来院前に必ず清掃をしてきましょう。

矯正治療期間中に
控えた方が良い食べ物

  • ガム
  • キャラメル
  • お餅

上記などの粘着性のあるもの。

治療の流れ

大人の矯正について

① 無料初診相談

現在の歯並びの状態とその歯並びに対して適した治療をご説明します。お気軽にご相談ください。

② 検査

治療計画を立てるために精密検査を
行います。
お口の中の型取り、口腔内&顔面の写真撮影、パノラマ撮影を行います。

③ 診断

精密検査の結果から現在の歯並びの状態とこれからの治療方針を具体的に
説明します。

④ 治療開始

マルチブラケット装置を装着し、ワイヤーを用いて歯を並べて上あご、下あごのバランスを良くして咬みやすくしていきます

⑤ 保定

矯正治療後のきれいな歯並びを保つための期間に入ります。保定装置が外れていないか、かみ合わせに問題ないかの確認を行います。来院間隔は3カ月~半年に一回程度です。

治療期間について

2年半~3年程度です。
※歯が生えてくる時期は個人差があるため、あくまでも目安となります。