痛みゼロに向けて

「痛いのだけは嫌だ!」「優しくしてね!」――。

うえだ歯科医院が開業して30年、患者さんにこう訴えられなかった日はありません。

院長の私、当院スタッフには、「痛みをゼロにしたい」という目標が骨の髄までしみついています。

そのために当院が何年も考え続けていることをご紹介します。

怖さを消したい

患者さんが歯医者で感じるストレスは、大きく分けて「肉体的な痛み」と「恐怖心」の2つがあります。

肉体的な痛みは、もちろん、歯や歯肉などからくる痛みです。

恐怖心は「これから何をされるかわからない」「治療はもっと痛いかもしれない」という思いです。

この「肉体的な痛み」と「恐怖心」がミックスされて、さらに患者さんのストレスが強まるのです。

「肉体的な痛み」は、麻酔で何とかできます。でも「恐怖心」は、麻酔ではどうにもできません。

あまりにも恐怖心が強いと、過呼吸の症状が出ることもあり、治療に入れなくなることもあります。

しかし「恐怖心」を消せれば、あとは「肉体的な痛み」のほうに集中すればいいのです。

ですから当院は、まず「恐怖感」をしっかりと消すことに集中します。

コミュニケーションが大事

 患者さんの「恐怖感」を拭い去る奥の手というのは、残念ながらありません。

しかし、当院のスタッフは、治療の説明はもちろんですが、あいさつや雑談などのコミュニケーションを大事にしています。

「こんにちは」のあいさつから始まり、「今日はいいお天気ですね」「あら、最近あまり来ていませんでしたね」「お仕事お忙しいですか」といった会話、あるいは昨日のプロ野球や相撲の結果など……。

私(院長)は話好きです。盛り上がるとちょっと脱線気味になることもあります。

またスタッフはみな女性で、明るく、常に笑顔を絶やさない性格の人間ばかりです。

そうやって、院長やスタッフと会話して、少しでも笑っていただければ、それだけで緊張がほぐれ、気持ちが楽になります。それによって「恐怖感」が薄れ、痛みを半減させられるのです。

なかには、本当はかなり緊張しているのに、「大丈夫です」と取りつくろう方もおられます。

でも緊張の度合いは、顔色や唇の拍動(血流による血管の動き)、院長の勘などですぐにわかります。

そういった点を見きわめながら、安全に治療できるかどうかをさりげなく判断しているのです。

こんな患者さんがおられました

見るからに顔面蒼白。「こんにちは」と声をかけても上の空。駐車場の車も斜めに停めていらっしゃる――こんな男性の患者さんがいらっしゃいました。

もう痛みが怖くて動転しておられるのですね。お察しします。

しかしあまりにもガチガチに固まっておられると、治療に取りかかることもできなくなります。

また、ようやく来てくださった患者さんに次回の来院をお願いしても、仕事が忙しい、体の調子が悪い、家族が病気だ……と、あの手この手で避ける方もいらっしゃいます(もちろん本当にそういう方もおられます)。根っから歯医者が嫌いなのでしょうね。その心痛もお察しします。

医療とは、最新の技術や器具だけでできるものではありません。

本当に大事なのは、歯科医と患者さんとの間の「信頼関係」です。

歯医者はプロです。しかし、ただ「プロに任せろ」と口先でいうだけでは患者さんは安心しません。

治療によって、誠意をお見せしなければなりません。

そのためには、ゆっくり、そして丁寧に治療することが大事だと、うえだ歯科医院では考えています。

せっかくの進んだ医療器具や医薬品も、雑に治療すれば、すべてが台無しです。

そしてその結果はすべて、痛みとなって患者さんにふりかかってしまうからです。

「全部あんたに任せるばい」。安心してそこまで言っていただけるよう、全力を尽くします。

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